やる気が起きない時の過ごし方

やりたいこと、やらなきゃいけないことがあるけど、なんだか頭がボーっとしてやる気が起きない…
病院に行くほどではないけど、なんとなく気分がどんよりしてモチベーションが上がらない…と感じることはありませんか?
それは心や体が疲れているサインかもしれません。
今回は、やる気が出ないときのゆううつな気持ちを乗り切る過ごし方や、心と身体を和らげる方法をお伝えします。
やる気が起きない理由は?

「やらないといけないことがあるのにやる気が起きない」ということは誰にでもありうること。そもそもやる気が起きないのはなぜなのか、理由を考えてみましょう。
1、疲れがたまっている
疲れがたまってると、やる気が起きにくくなります。体が疲れをためこむとエネルギーが不足するため、やる気を出そうと思っても、エネルギーがなくなっているので出てこないのです。
また、身体的な疲れだけでなく、精神的な疲れもやる気に影響します。例えば、人間関係や環境の変化など。気付いていないうちに疲れがたまっているのかもしれません。
2、やることが漠然としている、価値や魅力が感じられない
「やることが漠然としていて、どうやればいいかわからない」ということはありませんか?
やることが明確であればそれをこなすよう行動すればいいのですが、漠然としていたらなかなか行動に移しにくいですよね。考えややることがはっきりしていないために、やる気が起こらないという可能性もあります。
3、一度にいろんなことを考えすぎている
やる気が出ないとき、頭の中はさまざまな考えごとでいっぱいではないでしょうか。「あれもこれもやらないと」とたくさんのタスクに追われると、どれから手をつけていいのかわからず、やる気が起こらないこともあります。
やる気が出ないときの過ごし方

とにかく休んで自分を甘やかす
やる気が起きないのは、心や体に疲れがたまっているサインです。
頑張りすぎず、ゆっくり休んだり、思いっきり自分を甘やかしたりすることも大切です。
無理をせず、自分を認める
やる気が起きないときは、その状態の自分を肯定することも大切です。
やる気を起こそうと無理をするよりも、「こんなときもある」と受け入れましょう。何もしたくないと感じたら、仕事も勉強もほどほどに。すべてを完璧にこなそうとすると、できない自分が嫌になってしまいます。完璧でなくてもいいと、自分を肯定することが大切です。
気分転換をしてみる
やる気が起きないときは、気分転換をしてみましょう。気持ちを切り替えることでやる気が起きやすくなることもあります。
体を動かせそうなときは、外に出て自然の風に当たりながら体を動かすとリフレッシュできます。
また、体を温めるのもおすすめです。好みの入浴剤やアロマオイルをたらした湯船につかると、心も体もほぐれてきます。
やる気が起きないときにやってはいけないこと

自分を責める
「今日は何もできなかった…」と、自分が嫌になることもあるかも。
しかし、自分を責めるのは逆効果です。精神的ストレスから、ますますやる気が出なくなってしまうかもしれません。
「やる気が起きない」というのは誰にでもありうることで、ごく自然なことです。「そんな日もある」「疲れがたまってるんだな」と自分の状態を認め、労わるようにしましょう。
他人と比べる
自分の調子が悪いときは、「あの人はこんなにすごいのに、私はなんてダメなんだ…」と他人を羨ましく思うこともあるかも。自己嫌悪に陥り、「どうせ自分は…」とますます無気力になってしまいます。
そんなときは、周りの人を見ないようにしましょう。特に、充実した生活にあふれたSNSを見ると、キラキラしているように見える他人と自分との落差に一層落ち込んでしまうかもしれません。やる気が起きないときはSNSの通知をオフにするのもおすすめです。
長期間やる気が起きないときは?

今までのやり方を見直してみる
特定の物事に対してやる気が起きない場合は、今までのやり方や考え方を見直すいい機会です。
仕事を抱えすぎていたり、自分に厳しくしすぎていたり…。今までを思い返してみて無理をしていたことがあれば、もう少し楽にできる方法はないか考えてみるといいかもしれません。もし可能なら嫌なことをやめるのも一つの方法です。一人で悩まずに、周りの人に相談してみるのもおすすめです。
辛いときは一人で我慢せず、周囲や専門医に相談を
どんなことも全くやる気が起こらず、その状態が長期間続くようなら、心や身体の病気が隠れている可能性があります。周囲の人や、心理カウンセラー、専門医に相談してみましょう。
やる気が出なくても大丈夫

やる気が起きないときは誰にもあるもの。
そんなときは自分を責めたり否定したりせず、ゆっくり休む、気分転換をするなど、あなたが心地よいと感じる方法で、心と体を労わるようにしましょう。